2017.07.06
JA秋田おばこ稲作振興協議会と米の精栽培研究会は6日、稲作総合現地検討会を開き、現地巡回と室内検討会を行った。室内検討会では、JA全農あきた米穀部の児玉徹参与が「おばこ米の正念場 7月以降の管理について」と題して講演した。
同JA管内の稲作について児玉参与は「田植え以降の低温や寡照ため、生育は地域によって平年よりも3~5日程度遅れているが、管理による挽回が十分可能な範囲。良食味米生産のため田植えの時期と茎数、葉数などを今一度確認し、間断かん水など水管理の徹底を行ってほしい」と述べた。
会には生産者など113人が参加。現地巡回では大仙市と美郷町の圃場(ほじょう)4か所で生育状態などを確認した。稲作振興協議会の判田勝補会長は「収量に影響するような要因が多い現状だが、減収にならないよう、今後の管理に役立ててほしい」と述べた。