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【秋田たかのす】夏セリ出荷最盛期・愛情詰まった夏セリ「シシャキシャキの食感を楽しんで」

2020.07.09

 JA秋田たかのす管内の北秋田市綴子の田子ヶ沢集落で、県内では珍しい夏セリの出荷が始まっている。今年は7月2日に出荷が始まり、すくすくと育った夏セリが圃場一面を彩っている。今年度の出荷目標は0.3トン、販売目標は450万円を目指す。 

 同集落は山からの伏流水と夏でも高温を遮る立地条件が重なり、夏場からでも露地物のセリを収穫・出荷できる産地。同集落のセリ生産者、斎藤光幸さんの圃場では、7月9日、6月6日に15アール定植した種ゼリが収穫期を迎えた。早朝4時から斎藤さんや集落のセリ農家ら5人が収穫・集荷作業に精を出した。

 圃場近くの集荷場では、沢水を引き込んだ流し台の中で1本1本泥や余分な葉を落とす洗浄作業を行った。セリに傷を付けないよう細心の注意を払いながらの作業。「皆さんにシャキシャキの食感を楽しんでもらうため、最高の状態でお届けしたい」と斎藤さんは話す。
 
 夏セリの主な出荷先は同JAの直売所「JA産直おおだいこ」や秋田市場。収穫は11月中旬頃まで続く。

セリを丁寧に洗う生産者ら