2023.07.05
【秋田】秋田県の県北地区の重点品目で「県北地区の青果物の顔」となっているきゅうりの出発式が7月5日、JAかづのの大曲集出荷所で行われた。ハウス・露地合わせて9300キロがトラックに積み込まれ首都圏を中心に出荷された。
本年産の生育状況は、定植後に低温や曇天で生育が一時停滞したが、天候の回復により、順調に生育している。6月下旬から各JAで出荷が始まっており、県北地区では7月下旬頃に本格出荷を迎える。お盆には、味、品質、出荷量ともに最盛期となり、10月頃まで京浜市場を中心に、県北地区で約2150㌧の出荷を計画している。
式にはJAかづの、JAあきた北、JA秋田たかのす、JAあきた白神、県や市町村、全農あきたなどの関係者が出席。テープカットを行い、ミス・フレッシュ秋田の伊藤杏佳さんからドライバーへの花束を贈呈した他、JAかづのの阿部浩一常務理事が頑張ろう三唱を行った後、参加者全員で京浜市場へ出発するトラックを見送った。終了後には試食を行い、味や食感を確かめた。
県北地区園芸戦略対策協議会の菅原俊二副会長は「県北地区のきゅうりは消費地から鮮度・うまさで高い評価を得ている。」とあいさつ。鹿角振興局の小林満農林部長は「県北地区一丸となって鮮度の良いきゅうりをお届けし更なる認知度向上や販売力強化に向けサポートしていく」と話した。