【秋田たかのす】北秋田市の事業承継支援制度を利用した移住希望者が１１月２１日、同市綴子田子ヶ沢の圃場（ほじょう）でセリの収穫を体験した。
　収穫を体験したのは長野県から移住希望の夫婦。妻の出身が隣の大館市ということもあり、同市はなじみのある地域だったため移住候補地としている。北秋田市では今後も商工会や地元金融機関などと連携しながら事業承継支援制度を広く展開していくこととしており、夫婦は移住した場合には食材としても好きなセリを育てることを視野に入れている。
　夫婦はセリ生産者の斎藤光幸さんに教わりながら、収穫から商品として産直に出荷するまでの工程を体験。斎藤さんは「今回は収穫しか体験できないが、セリを植える土壌作りが最も大事で最も大変」と話した。