2024.10.05
JA秋田しんせい管内のにかほ市大竹地区で、イチジクが出荷最盛期を迎えています。同地区では、温暖な気候を生かし、流通する県内産イチジクの約9割を栽培しており、「北限のいちじく」と呼ばれています。
JAでは2024年度、45戸の農家が栽培面積13ヘクタールで栽培。出荷量29トン(前年比103%)を見込み、1218万円(同106%)の売り上げを目指しています。出荷は9月上旬から始まり11月上旬まで続く予定です。
今シーズンは高温が続いたものの、堆肥を混ぜ込み、保水性と排水性の良い土づくりに努めるなどして、安定した品質のイチジクの出荷を保つことができました。
同地区では、「ブルンスウイッグ」という品種を主に栽培しており、熟しても鮮やかな黄緑色を保ち、冷害に強く加工しやすいなどの特徴があります。小ぶりなものの、甘さが控えめなため甘露煮として多く使用されています。
JAの営農指導員は「規格を統一し、単価が上がるよう努めてほしい」と話しています。