2025.02.10
JA秋田なまはげが2024年に出荷したダリアの販売額が、過去最高の4163万円を記録しました。好天や生産者の栽培管理が奏功し、大雨や高温が生育に影響した2023年に比べ206%に回復。出荷量は同比212%の22万本になりました。
管内では、早いところで3月から定植作業が開始。夏から秋の高温によって1番花の開花が前進し、2番花は遅延した圃場(ほじょう)が見られました。一方で、11月の降霜が例年より遅く、出荷が長く続いたため、出荷量が増加しました。

同JAは2月10日に実績検討会を秋田市で開き、品質や収穫量への対策を確認しました。秋田地区営農センターの営農指導員は、高温対策のため管内で定着してきている早植えを続けるよう生産者に提案。「涼しい時期に定植すると、根張りがよく高温や湿害に負けない株に育てられる。圃場に合った品種や生産資材を有効活用し、高品質で市場から選ばれるダリアを作り続けよう」と呼びかけました。
各品種の市場からの評価や販売実績も紹介。秋田国際ダリア園は同園で開発した新品種の作りやすさなどを解説しました。