2025.03.18

JA秋田しんせいは3月18日、独自に実施する新規就農者支援研修制度の修了式を由利本荘市のJA本店で開き、第9期生の板垣大介さん(43)が修了証書を受け取りました。
板垣さんは、アスパラガス栽培を希望し、JAの研修施設で2023年11月から25年3月まで定植や管理作業などを学んできました。
修了式では、JAの佐藤茂良組合長が「農業をする上で一番必要なのは仲間づくり。今後もJAと一緒に地域農業を盛り上げてほしい」と激励。板垣さんは「研修を通じて農業の良いところなどを自分の目で見た。この経験を活かし挑戦したいアイデアがたくさんあるので、失敗や成功を重ねていきたい」と話しました。
この研修制度は、新規就農者の独立後の安定した農業経営の実現を目指し、2015年から行っています。JAと雇用契約または就農準備資金の利用により、研修生は賃金や資金を得ながら研修することができ、農家や研修ハウスでの実践的な技術の習得やJAでの出荷作業、共選施設での作業を通した販売・流通の仕組み、農業簿記の研修会など、最大2年間の研修で知識を深めることができます。