2015.08.14
JA秋田おばこが整備する園芸メガ団地が3日に竣工し、大仙市清水の現地で竣工式が行われた。トマトの大規模産地である同JAのメガ団地は、米依存からの脱却や管内の園芸振興にさらなるはずみをつけようと、昨年6月に起工。2017年には年間出荷数量440トン、販売金額1億円を目指す。
メガ団地では、今後の需要が見込まれる生食・加工用トマトを約6ヘクタールの敷地に104棟のパイプハウスを整備して作付けする。栽培は、コストの抑制や管理作業の省力化を図るために、簡易養液栽培システムで行う。(農)上黒土(渡邊啓一代表理事組合長)と(農)下黒土アグリ(高橋秀材代表理事組合長)が施設を借り受けて生産していく。
式には法人関係者や行政、JA役職員など約50人が出席。神事が行われたほか、テープカットとくす玉を割って竣工を祝った。その後開いた祝賀会では、同JAの藤村正喜組合長が「従来の市場取引にとどまらず契約販売の推進を図っていく」と挨拶。生産者を代表して渡邊組合長が「一日でも早く生産管理体制を整え、構成員一丸となって栽培していく」、高橋組合長が「すばらしい施設が竣工を迎えた。一生懸命頑張って結果を出していきたい」と決意の言葉を述べ、販売金額1億円の達成に向けて機運を高めた。
今年度は、5月から定植を開始。7月15日から収穫が始まっており、出荷数量150トン、販売金額4千万円を見込んでいる。
(提供:JA秋田おばこ)