2018.04.10
JA秋田おばこ管内で10日、春植えタマネギの定植が始まった。大仙市西仙北地区の農事組合法人強首ファームが30㌃の圃場(ほじょう)に約6万4500本のタマネギの苗を定植。今後は出荷に向けて定期的な講習会などを開催していく。
同JA管内では、端境期の需要を狙えることから2017年に栽培を本格化。実証圃での栽培試験結果では収量が秋植えタマネギを上回ったことや作業が機械化されていること、同JAが運営するファーマーズマーケット等複合施設「chouchouette marche(しゅしゅえっと まるしぇ)」の直売所などで通年販売を見込めることなどから導入を進めてきた。
17年は豪雨被害などもあったが、18年は管内の6組織・16個人が直売・出荷用に約180㌃に作付け。栽培2年目となる同法人の小山田和人代表理事は「キャベツや白菜との二毛作や作業の機械化が可能。地力があれば期待できる品目」と話した。