2018.06.19
JA秋田しんせいは19日、地域農業の担い手を対象に農業経営発展セミナーを開いた。収入保険制度や消費税率の変更に伴う集落営農組合や農業法人への影響などに係る情報を提供した。また、農業経営戦略の講義も行い、経営をサポートする勉強会を行った。由利本荘市とにかほ市の担い手や農業法人ら60人が参加した。
講義では、秋田県立大学の佐藤了名誉教授が「次代に渡せる農業をつくっていく」をテーマに全国の先進事例などを紹介。「自給エネルギーを活用した農業と秋田らしい食文化を発展させ、魅力発信に取り組みながら、地域巻き込み型経営モデルを作ることが大切」と呼び掛けた。
また、JA職員が融資について説明し、5年間の利子補給や保証料を助成する農業資金を紹介。生産資材の大型規格や条件を満たす担い手へ直送し、30%ほどのコストカットを実現するJA独自の取り組みの活用なども勧め、経営サポートにつながる情報提供も行った。