2018.10.02
今年からネギの栽培を始めた湯沢市万石ネギ団地組合は2日、湯沢市立湯沢西小学校の3年生56人を対象に、学校前に位置するネギのメガ団地で、ネギがどのように栽培されているのか理解を深めてもらうことを目的に、農業体験学習会を初めて開催した。
体験学習会では、同組合の佐藤義雄代表と、雄勝地域振興局員が講師となり、ネギに関する講話をした後、児童らとともに圃場に出て収穫体験を行った。
初めに、佐藤代表からネギという作物そのものについての説明があり、次に、雄勝地域振興局の猿田文平技師が、種を蒔いてから収穫するまでの生育について詳しく解説した。
同組合は、昨年まで水稲の圃場であった小学校前の土地約5㌶に、水はけを良くするための暗渠排水管を埋め込む工事を行った上で、メガ団地として活用している。このことから、同地域振興局の佐藤宗雄主幹が暗渠排水の仕組みについても説明を行った。児童らは、工事の様子も間近で見ていたため、興味津々に講話を聴いていた。
その後、圃場で児童らは「せーの」と声を掛け合い、収穫作業を行った。
佐藤代表は「この場所をネギ栽培の圃場に敢えて選んだのは、良い土があることと、地域の農家や住民の目に留まりインパクトがあることが理由。この機会に子どもたちにはネギを好きになってほしい。また、ネギや農業に興味をもってもらうことによって、長い目でみた後継者対策にも繋げていきたい」と話した。