2021.05.31
2020年度秋田県産シイタケが販売三冠王を2年連続で達成した。数量2315トン(前年比103%)、金額27億7100万円(前年比105%)、単価1キロ当たり1197円(前年比(101%)と京浜地区中央卸売市場において1位となった。販売三冠王を達成するのは19年度から続いて2度目となり、いずれも前年を上回っている。
達成の大きな要因として17年度から実施している「秋田のしいたけ販売三冠王獲得事業」の展開が挙げられる。横手市の県南園芸センター内のシイタケ選果施設を18年度に増設した。また、県JAグループを挙げてシイタケ取扱いJAで国産菌床シイタケ証明となる「どんぐりマーク」の表示を行うなど取り組んでいる。
また、菌床製造地表示にも力を入れており、高品質生産・安定生産向け産地ブランド確立に向け県とJAグループを挙げて取り組んでいく。早期に販売金額40億円を目指すこととしている。
これを記念して5月31日、秋田市で記念式典を開き、県知事や県内JA関係者などが参加した。生産拡大に貢献し、販売金額1億円以上を達成したJA秋田ふるさと、JA秋田やまもと、JA秋田おばこ、JAこまちへ代表して感謝状の贈呈も行った。 あきた園芸戦略対策協議会の小原正彦会長は「オール秋田体制のもと、品質の高い秋田ブランドの更なる向上のため、力を入れていきたい」と力強く語った。