2021.06.21
能代市立浅内小学校は6月下旬、5年生児童9人が、ネギの定植作業を行った。同校学区内で「白神ねぎ」を栽培する、あさかわファーム伊藤隆一代表取締役と、JAあきた白神の営農指導員らが講師を務めた。児童らは楽しみながら1時間ほどで畝周りを綺麗な緑色に染めた。
同体験は総合的な学習の時間で地元の特産の野菜を栽培し学ぶことが目的。11月に収穫が予定されるネギは校名に因んで「浅ネギ」と名付けられ、毎年同月に開催される学習発表会で父兄や来賓に販売する。
販売するからには自らの手で全て栽培しようと、同校では定植から収穫、販売まで、全て児童自ら行う。畝立て機も児童自ら操作して、肥料を播き、定植した。講師を務めた伊藤代表は、毎日、土の状態を確認して水やりをすること、雑草を取ることなどを児童らに説明した。児童らは「ハイッ!」と大きな声で約束に応えた。
同校の原田妃梨さん(11歳)は「全ての作業が初めての体験。まっすぐに植えることが出来てよかった。」と笑顔で話した。松山璃玖さん(11歳)は「収穫までの間水やりなどのお世話をしっかり頑張りたい」と意気込んだ。