2021.11.02
JA秋田なまはげは2日、管内産の新米「あきたこまち」200キロとリンゴ「シナノスイート」20キロ、クッキー30個を秋田赤十字乳児院に贈った。子どもたちに地元の農産物を楽しんでもらうことで、同院を支援するとともに食への理解を深めてもらうねらい。子どもたちは笑顔で農産物を受け取り、感触や匂いなどを楽しんだ。
JAによる同院への贈呈は2014年から始まり、8年目となる。今年8月に行ったメロンとスイカの贈呈に続き、今回で10回目。JAは農産物の贈呈を通して乳幼児への育成支援を継続することで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成にもつなげる。
JAの佐々木崇専務は「おいしい農産物を食べることで、食について考える機会にしてほしい。子どもたちが元気に、すくすくと育つことを願っている」と呼び掛けた。
幼児は佐々木専務から「あきたこまち」の5キロ袋を受け取ると、笑顔で力いっぱいに持ち運んだ。リンゴを受け取った子どもは、リンゴを興味深くなでたり鼻を近付けたりしていた。
贈呈した農産物は、同院の給食で子どもたちに振る舞われる。石川明子院長は「子どもたちはご飯が大好きなので、たくさん食べてくれると思う」と話した。