2021.11.29
JAこまち担い手支援課は、JA全農が毎年全国表彰を行っている「TACパワーアップ大会2021」において、『JA特別表彰(出向く活動強化運動部門)』を受賞した。
この大会は、担い手に対する取り組み事例や活動実績を報告し「JA活動のレベルアップ」と「TACのモチベーション向上を図る」ことを目的に、2008年より毎年開催している。
2020年度の実績では、全国206JAに所属する1459名のTAC職員が62千人の担い手に対して490万回の訪問活動を実施していることが報告されている。
同JAの取り組み例として一つ目は「TACシステム」を活用した情報の共有だ。TAC担当者だけではなく、営農指導員や営農センター職員もTACシステムを活用し、訪問記録や担い手の意見・要望等を入力することで、情報の集約と共有化が図られ、JAが一体感を持って担い手を支援する流れを確立。
二つ目は、JAと全農秋田県本部の連携強化を目的に立ち上げた「JAこまち事業推進プロジェクト」だ。同プロジェクトでは出向く体制の強化に加え、総合的視野とスピード感ある課題解決に向け「担い手情報シート」を作成し、情報の「見える化」を図った。このシートを利用することで、全農秋田県本部はもとより他部署との連携強化も図られ、スピーディーな対応が実現。
今回の受賞について、担い手支援課の土谷一仁課長は「TACが設置されて12年『TAC活動とは!?』が見えてきたように思える。これを機に、担い手の満足度や信頼関係をより深められるよう頑張りたい」と今後の展望を語った。
今回のJAこまちの取り組み事例は、11月17日、18に神奈川県で開催された「TACパワーアップ大会2021」にて発表された。