2022.10.04
JA全農あきたは10月4日、2022年産の新米「あきたこまち」合計12㌧を県外へ初出荷した。JA全農あきた運営委員会の斉藤一志会長は「天候に恵まれず収量は平年並みとはならないが、生産者の努力により、その分立派な品質の米ができた。おいしいあきたこまちをどんどん食べて欲しい」と述べた。県外の店舗では7日から販売となる。
玄米品質は各地区により多少ばらつきがあるものの良好で、総じて平年並み。9月末現在、精米の食味については炊飯米の艶や粘りが適度にあり、同品種の特性であるもちもち感も高く、旨味が凝縮されており、平年と比べても良食味となっている。
22年産米は、5月下旬から6月中旬の低温と日照不足、8月の記録的大雨と日照不足など、観測史上記録的な気象で経過し、播種から刈り取りまでの変動が非常に大きかった。刈り取り最盛期は10月3日ごろと推定されている。
同日、新米の初出荷セレモニーを秋田市で行い、ミスあきたこまちからトラックのドライバーに花束を贈呈したほか、代表者らがテープカットをして初出荷を祝った後、関東へ送り出される新米を載せたトラックを拍手で見送った。