2023.08.02
【秋田】秋田県農業協同組合営農指導協議会は8月2日、県内JA営農指導員の技術指導の相互研鑽や交流の活性化を図ろうと、白神ねぎの販売に力を入れているJAあきた白神管内で現地研修会を開いた。
同JAの工藤巌代表理事組合長が「当JAでは週1回の品質検査や夏ネギの早出しなどに取り組んでいる。7月14日からの大雨に対し、昨年の教訓をもとに防除を徹底し、20億達成を目指している」と説明。圃場では栽培状況を参加者と共有後、質疑応答を通じて、病害虫対策や施肥技術に関し知識を深めた。
また山本地域振興局農林部の武田悟専門員が栽培について講義したほか、労働力不足など、営農指導員一人一人が抱える課題も共有した。
23人が圃場(ほじょう)視察や講義に参加。同協議会ではJA営農指導員の減少や、コロナ禍でJA間の交流機会が失われていたことを危惧し、今回の研修会を実施。同協議会会長を務める渡部治営農経済部長(JA秋田しんせい)は「これを機会に技術の更なる研鑽と相互交流を図り、一人一人が夢を持って営農指導を行ってほしい」と述べた。今後も全県JAの営農指導員を集めた交流会を開き、事例発表などを通じて技術の研鑽と相互交流を深める方針。