2023.10.05
【秋田】あきた園芸戦略対策協議会(会長:虻川和義全農秋田県本部運営委員会副会長)は10月5日、横浜市中央卸売市場でシイタケ・長ネギトップセールスを行った。これから出荷盛期を迎えるシイタケと長ネギを、JAの組合長らと県で売り込んだ。
県内青果物は7月の記録的な大雨や梅雨明け以降の長期に渡る異常な高温・干ばつで、全県的に打撃を受けた。虻川会長は市場での積極的な販売を要望するとともに、「オール秋田」で取組みを進めており、シイタケ40億円、長ネギ30億円の取り扱い金額を目指し着実に数字を伸ばしていることを報告した。
また、生産現場の声として燃料光熱費などの生産コスト上昇で、農家経営は圧迫され、継続が困難な状況であると強調。生産コストが反映された適正な流通価格の形成について「市場関係者からも後押しと協力をお願いする」と呼びかけた。
県産シイタケは肉厚でボリュームがあり、鍋物や焼き物はもちろん、炒め物にも最適で、これからの季節欠かせない商材。長ネギは太くて柔らかく、とろけるような甘さとシャキシャキした歯ごたえが特徴。