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【秋田なまはげ】水稲種子の生産効率向上、新センター完成

2024.04.19

 JA秋田なまはげは4月19日、従来の施設の老朽化にともない新築した水稲種子センターの竣工式を秋田市上新城地区で開きました。3月に工事を終え、作業効率や選別精度などが向上した新センターが完成。JA関係者や生産者などが施設の完成を祝い、種子生産の効率化や優良種子の安定供給などに期待が寄せられました。


 新センターには種もみの選別機や種子消毒装置など最新式の設備を導入。1時間当たり最大2㌧の処理が可能になり、処理能力が旧センターの2倍に向上しました。取り扱い品種は「あきたこまち」「サキホコレ」など計5品種。9月から本格稼働し、新センターで手がけた種子は2025年から生産者に供給されます。
 神事や式典には佐藤広美組合長や同市の穂積志市長、同センターで作業を行う耕壌会種子生産組合など約50人が参加。佐藤組合長は「持続可能な優良種子の生産供給体制を整備できた。消費者に喜んでもらえる良質米生産に、この施設が貢献することを期待している」と話しました。