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【あきた北】先輩から後輩へ 受け継がれるシイタケ作り

2024.05.08

 大館市立東館小学校は5月8日、ふるさとキャリア教育の一つとして、旧大葛小学校で地元産業のシイタケの植菌と収穫を行いました。
 参加したのは同小学校の児童4年生から6年生の23人。指導員にJAあきた北青年部部長の角森繁永さん(39)と大葛地区農家の山本隆仁さん(60)を迎え、1000個の駒菌を長さ9センチのほだ木25本へ植菌しました。児童は「特に難しくない。金づちで叩くのは楽しい」と手慣れた様子でほだ木に駒菌を打ち込んでいました。
 シイタケの栽培学習は、同小学校へ統合される以前の旧大葛小学校の頃から継がれてきた活動で、旧大葛小学校の林の中には歴代のほだ木が並んでいます。シイタケは植菌してから収穫まで1年半ほどかかるため、自分たちが作ったシイタケは2年後の後輩が収穫します。今回参加した児童らは今年植菌したほだ木がしっかり育つことを願い、先輩たちが残したシイタケを楽しそうに収穫していました。