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【あきた白神】高品質なネギの生産へ 夏ネギ現地巡回

2024.06.13

 JAあきた白神ねぎ部会は2024年度、目標販売計画額前年実績22・5%増の21億978万円を目指し、達成できれば初めての20億円突破となります。
 同JAの「白神ねぎ」は昨年度、販売額17億2222万円と過去3番目の実績となりました。6月13日には、夏ネギ現地巡回が秋田県能代市で開かれ、参加者らが夏ネギの生育状況を把握し、高品質なネギの生産へ意欲を高めました。

圃場で意見交換をする生産者ら(6月13日、秋田県能代市で)

 この日は白神ねぎ生産者や種苗メーカー、能代市農業技術センターの担当者など約35人が参加。大塚和浩部会長が「昨年は異常気象により生育不良となったが、今年こそは皆さんの努力と十分な管理で、販売額21億円突破できるよう取り組んでいただきたい」と挨拶を行いました。
 座学では、ねぎの生育状況に触れながら、べと病対策・軟腐病対策のポイントや管内の生育状況などについて講習。県山本地域振興局農業振興普及課は「今年は定期的な降雨があり、定植後も温暖な気候が続いたため、生育は全体的に順調となっている」と報告し、今後、気温が高くなるにつれて、白絹病や軟腐病などの高温性の病害、害虫の発生が多くなるので注意するように呼び掛けました。
 現地巡回では同市の園芸メガ団地の圃場(ほじょう)を見学。能代市農業技術センターでは湿害対策や健全な根域確保など、現場レベルで可能な対策について指導しました。