2024.07.05
秋田県は6月5日、秋田市で農作物異常気象対策指導班会議を開きました。高温などの気象条件による影響を最小限に抑えるため、各振興局では今後、地方対策指導班会議を開き、市町村やJAと連携した指導で異常気象対策の徹底に万全を期していきます。
水稲については、6月下旬に全県で行った水稲定点調査によると、草丈・茎数ともに平年を上回っており、冬の少雪や春先の降水量の影響で、一部用水の不足がみられたが、全体的には順調に経過していることが報告されました。
また大豆や野菜、花き、果樹などの作物についても今後の対策を共有し、各担当者が管理のポイントを周知しました。
仙台管区気象台が発表した東北地方の3カ月予報によると、7月・8月の平均気温は高い見込みであることから、農林水産部の草彅郁雄次長は「昨年の経験と反省を生かし、水・肥培管理など基本技術の励行で、高温時でも一定の品質・収量を管理できるよう指導徹底する必要がある」とあいさつを行いました。同課の大友秀樹課長は、今後各農作物で重要なステージに入っていくことを踏まえて「気象情報や生育状況に留意し、本日の情報を地域に持ち帰り市町村・JAと情報共有し、各農家への指導を徹底してほしい」と呼びかけました。