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【あきた北】大館とんぶり収穫最盛期、質・量ともに好調!

2024.10.10

 JAあきた北管内の東館地区で、大館市の特産品「大館とんぶり」の原料となるホウキギの収穫が最盛期を迎えています。畑にはたくさんの実をつけたホウキギが広がり、どの農家も慌ただしくコンバインを走らせています。

ホウキギを収穫する本間さん(10月10日、秋田県大館市で)

 とんぶり生産組合の組合長である本間均さん(71)は、3分の1ほど刈り取りを終え、平年以上の収量に確かな手応えを感じ、「今年はどの圃場(ほじょう)も出来がいい。これまで経験がないくらい実がついている。天候も良かったが、皆管理にすごく気を使っていた。今年は担い手が2戸増えたので、見本になろうと頑張ったのかもしれない」と話しました。
 大館とんぶりはプチプチとした食感が特徴的で、「陸の数の子」「畑のキャビア」とも呼ばれています。国が地域の特産品として保護する地理的表示保護制度「GI」に登録されているものの、2023年度は高温少雨による不稔や害虫被害が多発。全体の収穫量は平年の半分程度まで落ち込み、とんぶりの加工品もわずか1、2カ月で販売を終えていましたが、「今年はモノを切らさずに行けそうだ」と本間さんは胸を撫でおろしています。
 大館とんぶりの加工は10月半ばから始まり、地元のスーパーや産直店などで販売されるほか、ウェブサイト「JAタウンおらほの逸品館」で通販される予定です。