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【秋田なまはげ】6人巣立ち、秋田市新規就農研修

2025.03.19
独立を前に修了証書を受け取る修了生(中央)(3/19、秋田市で)

 秋田市園芸振興センターは3月19日、新規就農研修の修了式を同センターで開き、20代から40代の男女6人が2年間の研修を終え、修了証書を受け取りました。6人はこの春から独立し自営就農。いずれも同市内で野菜や花きを栽培し、市場やJA直売所、スーパーなどに出荷します。
 修了式で同市の穂積志市長から修了証書を受け取った6人は、今後の農業経営への決意を固めていました。穂積市長は「自然の厳しさに直面したときは就農を決めた2年前の覚悟を思い出し、園芸のプロ農家として大きくはばたいていってほしい。中核的な担い手となり、本市の農業をけん引してくれることを期待している」と激励。6人は今後の栽培品目や経営規模、目標などを発表し、「近隣の生産者や消費者とのつながりを大切にして、地域に好循環が生まれるように頑張りたい」「自分の娘にも食べさせたいと思える、おいしくて安全かつ安心な野菜を作りたい」などと力強く語りました。また、6人には同センターで生産したダリアなどを使った花束が贈られました。
 この研修は、農作業の実習や模擬経営などを通して、園芸品目の生産や農業経営に必要な技能を身に付けることができ、これまでの修了生は今回の6人を含め計50人になります。